バックス ＆ ストラウスは、英国の繁栄を見守りながら、ともに歩んできたダイヤモンドメゾンです。頑ななまでに、英国やロンドンに寄り添い、尊ぶ心に満ちています。とても英国らしい、英国人気質にも着目し、彼らが愛してやまない芸術を大切にしています。なかでも、舞台で演じられる観劇には、特別な気持ちを寄せています。

かつては、英国らしい舞台、英国らしい演目とは、演劇でした。しかし、時は流れ、歴史は移り、バレエやオペラ、ミュージカルなど、鑑賞してみたい舞台、話題の演目が、数多く登場してきました。

バレエは、ルネッサンス期のイタリアが起源とされ、後のフランス王アンリ２世に嫁いだメディチ家のカトリーヌが伴った舞踏教師とともにフランスに渡り、宮廷バレエとして様式を完成させ、自らも踊ったとされるルイ14世によって華麗に開花。やがて、ロシアの皇族によって積極的に護られ、華々しくクラシック様式のバレエとして発展していった、と伝えられています。19世紀の後半になると、『眠れる森の美女』、『くるみ割り人形』、『白鳥の湖』などが初演され、現在でも、様々に改訂されながら世界中で上演されています。

バックス ＆ ストラウスは、やはり、伝統を誇る英国のダイヤモンドメゾンとして、英国を代表するクラシックバレエ団のひとつ、イングリッシュ ナショナル バレエ団と提携していた実績があります。

イングリッシュ ナショナル バレエ団は、世界屈指のクラシックバレエ団でもあり、伝統的なバレエや新しい作品を通じ、多くの観客に感動を与えています。英国内にある劇場での公演のほか、海外ツアーや特別なイベントも行っています。専属として、イングリッシュ ナショナル バレエ フィルハーモニー管弦楽団があり、芸術監督であり、同団のプリマ バレリーナでもあるタマラ ロホのもと、英国でもっとも独創的で刺激的なバレエ団を目指しているとのことです。

バックス ＆ ストラウスが、愛でる気持ちを寄せている芸術は、バレエだけではありません。ヴァイオリニストの松田 理奈さんは、バックス ＆ ストラウスのアンバサダーとして、ヴィクトリア コレクションとともに演奏しています。

松田さんは、ヴァイオリンを３歳から始め、本格的に取り組んだのは小学校4年生の頃です。2001年第10回日本モーツァルト音楽コンクールヴァイオリン部門では、コンクール史上最年少の第1位となり、そして、東京藝術大学音楽部附属音楽高等学校に入学。その後、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積みました。その後、惹かれているドイツ人作曲家のへの感心もあり、ドイツのニュルンベルク音楽大学に編入し、首席で卒業。続いて、同大学院を満場一致の首席で修了し、ドイツ国家演奏家資格を取得。ヴァイオリニストとしての才能を発揮し、コンサートやCDアルバムなど、現在までの活躍振りは、ご存知の通りです。

名器とされる、幾つかのヴァイオリンを貸与されてきた松田さんですが、楽器のポテンシャルを引き出すのが上手である、と言われています。ヴァイオリン自らが、ほんとうはもっと鳴りたい、と訴えている想いを解放すべきだと信じています。現在、ある財団から貸与されている1717年製作のストラディバリウスも、松田さんが弾き始め、半年から1年ほどで以前より鳴るようになったそうです。