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芸術文化を愛でる、誉れ高き英国。

芸術文化を愛でる、
誉れ高き英国。

芸術文化を愛する英国では、また、
コンサート会場に出かけ、
おおいにステージを満喫します。
芸術についての知識、マナーに徹した鑑賞の
流儀からは、奥深い歴史と伝統を感じます。


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18世紀初頭に起きたとされる英国の産業革命では、急激な経済成長により、工業化による生産性の向上などはもちろんのことですが、資本経済が発達したため、市民階層と呼ばれた人々のライフスタイルも大きく変化していきます。同時に、裕福な市民が増えていったロンドンなどでは、規模の大きな音楽祭なども開催され、音楽を支えるビジネスの仕組みも英国で進化したと伝えられています。また、裕福な市民たちは、娯楽を求め、ますますコンサートなどが人気となり、注目されていきます。余談ですが、産業革命のおかげで、ピアノや管楽器などの生産も工業化され、機能を高めた、とされています。

舞台で演じられている演目を観劇し、想像力を掻き立てる芸術を、また、英国人は愛しています。英国らしい舞台、英国らしい演目とは、どういったものなのでしょうか。英国での演劇の頂点は、中世に端を発したとされるシェイクスピア作品かもしれません。しかし、時代は流れ、歴史は移り、バレエやオペラ、ミュージカルなど、鑑賞してみたい舞台、話題となっている演目が、英国には、数多く登場してきています。たとえば、バレエですが、ルネッサンス期のイタリアに生まれ、メディチ家のカトリーヌとともにフランスに渡り、自らも踊ったとされるルイ14世によって華麗に花開き、ロシアの皇族によって積極的に護られて華々しく発展した、と伝えられています。英国では、バレエを鑑賞するために劇場を訪れる英国紳士が目立ちます。紳士たちは、適度にドレスアップし、女性をエスコートし、あるいは、家族や友人同士で、三々五々、劇場ロビーに集まってくるのです。

バックス & ストラウスは、やはり、伝統を誇る英国のダイヤモンドメゾンとして、英国を代表するクラシックバレエ団のひとつ、イングリッシュ ナショナル バレエ団と提携していた実績があります。

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ヴァイオリニストである松田 理奈さんは、バックス & ストラウスのアンバサダーとして、ヴィクトリア コレクションとともに演奏しています。松田さんは、ヴァイオリンを3歳から始めたものの、本格的に取り組んだのは、小学校4年生の頃。それでも、2001年第10回日本モーツァルト音楽コンクールヴァイオリン部門では、コンクール史上最年少での第1位となり、やがて、東京藝術大学音楽部附属音楽高等学校に入学。その後、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコースにて研鑽を積んでいます。そして、好きだというドイツ人作曲家の影響もあり、ドイツのニュルンベルク音楽大学に編入し、首席で卒業。同大学院を満場一致の首席で修了し、ドイツ国家演奏家資格を取得するなど、ヴァイオリニストとしての才能をおおいに発揮。コンサートやCDアルバムなど、その後の活躍振りは、ご存知の通りです。

名器とされる、幾つかのヴァイオリンを貸与されてきた松田さんですが、楽器の良いところを引き出すのが上手である、とも言われています。ヴァイオリン自らが、ほんとうはもっと鳴りたい、と訴えている想いを解放すべきだと考えています。現在、ある財団から貸与されている1717年に製作されたストラディバリウスも、松田さんが弾くようになり、半年から1年ほどで以前より鳴るようになったそうです。

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バックス & ストラウスには、ジュエリーデザインの完成度を究めるため、膨大で、希少なアーカイブコレクションが遺されています。ヴィクトリア コレクションは、この膨大なアーカイブのなかでも、とくに英国が栄華を誇ったヴィクトリア朝と呼ばれる時代のジュエリーデザインに着想を得ながら、新たな意匠を追求し、究極の技量をもつクラフツマンが手作業で仕上げたダイヤモンドウォッチです。ヴィクトリア朝とは、ヴィクトリア女王が英国を統治していた1837年から1901年までの時代で、当時、産業革命によって経済が発展し、文化も華開き、魅力的なジュエリーデザインが数多く発表されました。この時代には、ダイヤモンド鉱山も幾つか発見され、ヴィクトリア女王ご自身も、こよなくジュエリーを愛し、ダイヤモンドを寵愛していたとも伝えられています。バックス & ストラウスのダイヤモンドウォッチに使用するダイヤモンドには、ラウンドブリリアントカットの理想的なプロポーションである“アイデアル カット”が施してあり、華やかなパーティシーンなど、いっそう引き立ててくれます。

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MASTERS OF DIAMONDS SINCE 1789

Making of the case

バックス & ストラウスは、なぜ、究極のダイヤモンドウォッチを誕生させたのか。このことは、ダイヤモンドメゾンとして、永い歴史と伝統を誇り、そして、由緒あるダイヤモンドメゾンとして、すべての創作をダイヤモンドから始めていることとも密接に結びついています。もちろん、ダイヤモンドウォッチにも、天然でクラリティが高く、とても希少なダイヤモンドだけをセットしています。そこで、バックス & ストラウスで手掛けているダイヤモンドやダイヤモンドウォッチのことを、もっと理解していただくため、究極のダイヤモンドウォッチができあがるまでの長い物語をお話ししています。

今回のお話しですが、最高品質のダイヤモンドをセットしたダイヤモンドウォッチのための、精緻な「ウォッチケースの製作」工程の第3回。いよいよ、ダイヤモンドをセットする方法を紹介します。

バックス & ストラウスのウォッチケースは、ベゼルでもラグでも、ダイヤモンドで完全に埋め尽くすことができます。このようなケースの場合には、宝石の世界では昔から行われているセッティング方法のひとつである、「ベゼル セッティング」という技法を使います。宝石の全周を薄い金属片で取り囲んで固定しますから、宝石を保護するのと同時に、かなり耐久性の高い優れた技法でもあります。

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また、「クロー セッティング」という技法を使うケースもあります。この技法では、宝石を正しい位置にしっかりと固定できるように先端を湾曲させた金属製の爪/プロングを使用します。この技法のほうがダイヤモンドの見える範囲が大きくなり、しかも、ファセット/切子面に当たる光の量を増やすことができるため、金属部分に目が向きにくくなります。爪には、幅や長さの決まりはありませんが、宝石の四隅を爪で留めるのが一般的ですが、ひとつの石につき、使用できる爪は、10本までと決められています。

さらに、「インビジブル セッティング」と呼ばれる、石留が見えない魔法のようなセッティング方法があります。この技法では、宝石の下部に僅かな溝をつけ、極薄の金属レールに沿って宝石が自然と入っていく加工を施しています。このような仕組みにより、レールや金属が見えることはありません。煌めく宝石のすべてが、いっさい隠されることなく目に飛び込んでくるため、実際よりもずっと大粒のダイヤモンドを眺めているような驚くべき効果を生みだしています。

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ウォッチケースの工程は、もう少し、ダイヤモンドをセッティングする技法を解説し、その後、いよいよ最終的な仕上げとなります。


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