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230年以上もの、歴史を紡いでる。

The World's Oldest Diamond Company

230年以上もの、歴史を紡いでる。

1789年創業のバックス & ストラウスは、
世界で最も古いダイヤモンドメゾンです。

パートナーに伝統と現代を融合させた創造哲学をもつ
フランク ミュラー ウォッチランドを選び、
ダイヤモンドのためにデザインした、
最高峰と讃えられるダイヤモンドウォッチを
手掛けています。


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Vartkess Knadjian
Backes & Strauss CEO

ヴァルケス カナジャンが、バックス & ストラウス社のCEOとなり、高い品質の腕時計を製造するという世界に到達するまでの道のりは、数多くの幸運や偶然にも恵まれていた、ということも事実です。ヴァルケス カナジャン自身が、その長くて数奇なキャリアについて語ります。

「バックス & ストラウスが、腕時計の製造を始めた背景や理由を理解するためには、私の父が生まれた1世紀ほど前のことについて、振り返る必要があります。父の一家は、父が生まれる5年前にオスマン帝国からエチオピアへと渡り、首都アディスアベバに定住しました」

「1915年生まれの父ですが、15歳の頃に学業を離れ、時計職人の見習いとして就職しました。しかし、学問を追究したいと考えていた父は、時計修理で資金を蓄え、パリのアルメニア人学校に入学し、ジュネーブ出身の同級生と親しくなりました。そして、その同級生から、ジュネーブの時計学校で学んではどうかと勧められ、入学を果たし、1939年に卒業しています」

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「父が、ジュネーブの時計学校を卒業した頃というのは、1936年から1941年まで続いた第二次エチオピア戦争の真っ只中で、故郷へ帰ることが叶わず、マダガスカルへ避難。その2年後、戦争が終結して故郷に戻ると、当時の皇帝ハイレ セラシエの目に留まりました。皇帝は、大の時計愛好家で、父がジュネーブ時計学校を卒業していたことを知っていたのです」

ヴァルケス カナジャンは、1955年、エチオピアに生まれました。父は、時計愛好家である皇帝からの信頼も厚い宮廷時計師でした。幼い彼にとって、父の工房は、夢のような場所でした。しかし、時計の世界に憧れてはいたものの、教育熱心な父の希望で、イングランドの寄宿学校に遊学。やがて、ロンドンの大学で経済学を修めますが、政変によって自国に戻れなくなりました。しかし、このことが、バックス & ストラウス社に入社するきっかけとなるのです。

「ダイヤモンドについて、当初、何も知りませんでした。インターネットもない時代ですし、文献も希少でした。当時のダイヤモンド業界は、非常に閉ざされた世界だったのですが、だからこそ、興味が沸き、もっと学びたい、もっと知りたい、と考えるようになっていきました」

まず、ロンドンのハットンガーデンでダイヤモンドの商取引について学ぶと、2か月後にはベルギーのアントワープへ。そこでは、あの“アイデアル カット”を発明した、ベルギーの伝説的ダイヤモンド カット職人であるマルセル トルコフスキーの兄弟から、直々に指導を受けました。

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「ダイヤモンドの研磨と加工の聖地であるアントワープの工房で、5年が経過した頃、ヴァルケス カナジャンは、“ディアマンティア=ダイヤモンドのスペシャリスト”と呼ばれるまでになっていました。もっと知りたいという思いは、ダイヤモンドへの情熱に変わっていったのです」

ダイヤモンドは、当時、世界でも数少ない会社だけが扱うことを許されていました。バックス & ストラウスもそのひとつで、ダイヤモンドのカットと研磨を行うダイヤモンドカッターとして名を馳せ、世界の名だたるトップジュエラーに最高品質のダイヤモンドを供給。当時の台帳に残されている記録によると、その取引は、日本を含む、世界各国に広がっていました。

やがて、ヴァルケス カナジャンは、2000年、バックス & ストラウスのCEO に就任。ダイヤモンド業界を取り巻く環境の変化に合わせて、自社ブランドの開発に乗り出しました。

「当初は、ジュエリーを手掛けることを検討しましたが、そのとき、時計をこよなく愛したエチオピア皇帝、その時計師だった父への想いが、私を時計の世界へと強く駆り立てたのです。その段階で、ダイヤモンドを供給していたフランク ミュラー ウォッチランドとの強い信頼関係を築いていました。また、機械式時計への注目度が再燃していた時期でもあり、私たちの宝石に関する経験とフランク ミュラー ウォッチランドの時計製造技術を融合したら、これまでにないものができるのではないかと考えたのです。世界最古のダイヤモンドメゾンとスイスの革新的ウォッチメゾンの奇跡的な結びつきが、私の人生のなかでひとつとなった瞬間でした」

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世界に鮮烈なインパクトを与え続ける、バックス & ストラウスのダイヤモンドウォッチ。その独創的なデザインと圧倒的な輝きにより、時計界ばかりか、ダイヤモンド界の常識を次々と覆していきました。その立役者でもあるヴァルケス カナジャンが求めるのは、ただひとつ、“真のラグジュアリー”にほかなりません。

「真のラグジュアリーとは、最高の素材を使い、どこにもいないような最高のクラフツマンの手で、思いもしない最高のクリエーションを生み出すことです」

バックス & ストラウスのダイヤモンドウォッチには、際立った特徴が2つあります。ひとつ目は、使われているダイヤモンドのクオリティです。その威信をかけて、最高品質のダイヤモンドだけを使用しています。そして、2つ目は、厳選されたダイヤモンドのために時計のデザインを考え出していることです。

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“Piccadilly Renaissance”/Renaissance Collection

バックス & ストラウスのダイヤモンドウォッチは、英国の繁栄とともに築きあげられ、整備されていったロンドンの街並みと景観を発想の源としています。そして、これらの象徴的な景観から得たデザイン表現を大切にしながら、より流麗に、より薄く、現代的に生まれ変わらせたダイヤモンドウォッチが、ルネサンス コレクションです。ルネサンス コレクションにも、ロンドンに由来するクラシカルなラウンドウォッチであるピカデリー、大胆な楕円のリージェントの2つのコレクションがあり、ともに女性用、男性用モデルが揃っています。もちろん、このコレクションも、世界最古のダイヤモンドメゾンが誇る創造性と高い品質を徹底して追求し、腕時計創りの頂点ともいえる作品として仕上げています。そのため、18K ローズゴールド、またはホワイトゴールドによる極薄のエレガントなケースには、ラウンドブリリアントカットの理想的なプロポーションである“アイデアル カット”を施したダイヤモンドだけを、2列、または、3列、惜しみなくセットしています。厚さ6.1ミリという極薄のケースに、選び抜かれたダイヤモンドをセットするという熟練したクラフツマンの精緻な技には、誰もが驚愕するばかりです。

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オート オルロジュリーという言葉が、腕時計の世界にあります。時計で知られたスイスなど、ヨーロッパで使われることの多いフランス語ですが、日本では、高級腕時計と訳すことが多いようです。ただ、実際に使われている場面を考えると、もっと奥の深い意味が込められているのではないでしょうか。確かに、美しい仕上げと高度なメカニズムを備えた腕時計であることはもちろんですが、背景にある卓抜したクラフツマンシップなど、類い希なる要素が絡み合い、結実していることも事実です。バックス & ストラウスのダイヤモンドウォッチは、すべてがオート オルロジュリーと呼ぶに相応しい資質を備えていますが、とくにルネサンス コレクションは、現代のオート オルロジュリーとして際立つ存在となっています。搭載された厚さ2.5ミリの機械式ムーブメントは、サファイア クリスタルの裏蓋から眺め、堪能することができます。新しい時代の超薄型時計は、次世代の傑作と称えられています。

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BACKES & STRAUSS
 
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